BSCを経営管理や業績管理に活用する事業所が増えてきているのを最近はとても感じます。
たしかにメリットは多くあるが、準備不足なまま運用に突入しているような局面に出会うことが多いのです。
BSCの内容を検討するにあたり、前段階でビジョンやバリューを再定義したり、SWOT分析などの経営分析は必須となるが
このプロセスをすっ飛ばしての導入とPDCA管理をしているのが現状になっているのを感じます。
BSCの各4つのセグマント毎に重要成功要因を決める前提として、
組織全体のミッション、ビジョン、そしてコアバリューなどの存在価値、働く動機を明確にすることが必要となります。
それがあって、BSCの運用そのものが動機づけの機会になるからです。
フォーマットとしてのBSCはあっても、ミッション、ビジョン、バリューを明確に想起せず、
セグメントだけのつながりを持たせると、財務の為の、活動になりそうな気配に陥ります。
そうするとなんとなく、閉塞感のある雰囲気になりがちです。
今日の記事は愚痴ではありません。
現場はやりがいの宝庫です。
今日の内容は「さあ頑張るぞ」という決意表明なのです。